在外研究の準備⑩:たばこ・プレミアリーグ
在外研究の準備とは関係ないかも知れないが、生活していく上でこちらで思った雑多なことを書いてみたい。
■たばこ
僕は喫煙者なので、ヨーロッパのたばこが高いことは気になっていた。しかし、イギリスに来て高いからたばこを辞めようなどとは思わなかった。もう20年以上たばこを吸っている、正真正銘の喫煙者である。
だが、僕はヘビースモーカーではない。一日に10本も吸えばもう良いという感じ。論文執筆などでいらいらしていると一日一箱になったりするが、そうすると胸やのどが痛くなるので自然と本数がへる。銘柄はセブンスターである。
イギリスに来るときに当然当然免税店で二カートン買ってきた。また夏に知人が二組来たときにまた持ってきてもらって、結局、12月まで、60箱(1200本)でもってしまった。一日4-5本というところか。
しかし、その後のたばこ代は結構大変であった。なんせ、マルボロが一箱6・5ポンド(1000円)である。いくら何でもこれは高い。それで僕がどうしたかというと、葉っぱとフィルターとペーパーを買って自分で巻くことにしたのである。
葉っぱもフィルターも巻紙もその辺のコンビニで普通に売っている。たばこの銘柄はいろいろあるが、僕は「Old Holborn」というのが気に入っている。12・5gで3ポンド。これを毎回巻き巻きして吸っていると、なんだか本当にたばこが美味しく感じられる。ニコチンも強いのだろうが、本数も少なくて済む。前はフィルター無しで吸っていたが、口がべとべとになるのでフィルターを買うようにした。これは日本でもあると良いなと思っている。日本たばこでやってくれないかしらん。
■サッカー
子供が生まれてから、僕は、子どもに感化されて、時々サッカーをみるようになった。僕の世代はたぶん大体が野球少年で、僕もその例に漏れない。だから、サッカーに何の思い入れもない。
しかし、こちらで一年間住む記念に、フラムというチームのシーズンチケットを買って、プレミアリーグの試合をみることにした。勿論それなりの値段がするが、それでも一試合3000円程度(子どもはその半額)でみることが可能である。これは決して高くない。
なぜフラムにしたかというと、第一に家から一番近いチームの一つであるからだ。もう一つチェルシーがフラムの直ぐ横にあるのだが、これはものすごく高い。恐ろしいくらい高い。しかも、長年チケットを買い続けないとシーズンチケットを買えない仕組みになっているので(たぶんフーリガン対策なのであろう)、僕らのような一見さんにはとても買えない。それに対してフラムは簡単に買える。そういうことに気がついて、僕らはそのシーズンチケットを購入することにしたのである。
でもフラムというチームなどサッカーに疎い僕は全く聞いたこともない。後で稲本という選手が所属していたチームだと言うことを知る。しかし、結局はフラムよりも彼らの対戦相手をみるのがそもそもの目的であった。こういう目的でフラムの試合を見に行くイギリス人も実は結構多い事にあとで気がついた。子どものサッカー友だちの家は、アストンビラとリバプールのファンらしいが、同じようにシーズンチケットを買っている。これはイギリス人公認のお勧めのプレミア観戦方法である。日系の旅行会社も同じような形で、チケットを購入し売っているのを知ったが、一寸だけ英語が出来れば、問題なくフラムのHPからチケットが買えるので、安くすむ。
しかし、おかげで、僕はすっかりフラムファンになってしまった。特にLiverpoolを3-0で、そしてあのManUを3-1で下した試合を生で見た興奮は忘れられない。甲子園で無名の田舎のチームが強豪チームに勝利したときとおなじ興奮がある。きっとこんなにフラムを応援している日本人も少ないのではないのではないか、と思うくらいである。試合の時にはフラムのキャップをかぶり、スカーフをしていく。毎回楽しみだ。
また、ジョニーヘインズというイングランド代表に何度もなった名選手が、アーセナルやマンUの誘いを断って、このフラムにいつづけたこと(しかもその間フラムは二部リーグにいたのである)ことも知って更に感銘を受けた。その頃からのコアなフラムファンもいるようだが、残念ながらロンドン西部ではチェルシーに人気を奪われていることは否めない。
だから、この場を借りて、是非、日本の皆さんにもフラムを応援して欲しいと思う。いまけが人続出でフラムは最大の危機にある。僕が論文でフラムのことを忘れている間に五連敗して、僕が応援を始めたらこの間ようやくポーツマスに1-0で勝利した。やはり僕がいないとフラムは立ちゆかないようだが、今の危機は僕一人の応援ではとても挽回不可能なほど深刻なのだ。監督のロイが34年間の監督生活で最大の危機といっているほどなのだから。
だって、イングランド代表のアンディジョンソンが脱臼、カマラはセルティックに移籍し、アメリカ代表のクリントデンプシーも怪我、ノルウェーのゲラも怪我、と言う具合でストライカーが全滅である。更にコンチェスキーとパンシルも怪我でディフェンスもがたがただ。ニックショーレーをアストンビラからローンで借りてきて、オカカをローマから借りてきたけれども、まだまだチームになじんでいない。頼りになるのは、家族皆が大好きなダミアン・ダフとハングランドくらい。もし、マークシュワルツアーがキーパーで無ければ、フラムはボロボロに負けているはずである。
・・・・・話がそれてしまったが、とにかくこういう方法で本場のサッカーを楽しんでいる。
最後に。僕は結局サイン会にもいってきた。写っているのは、フラムの守護神・マークシュウォルツアー。彼はゴッドハンドや無限ザハンドが使えるのではないかと思うくらいに本当にすごい。昨年はプレミアリーグで最大の評価を受けたキーパーでもあった。もう一人はガーナ代表のジョン・パンシル。彼も地味だが良い選手である。早くチームに復帰して欲しい。
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